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ギャンブル依存症ブログ 体験談19 ~ショックと戸惑い~ [管理人体験記]

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就職して1週間、俺は教育担当Oさんの営業同行をしていた。

この1週間で気が付いたこと。

それは、この訪問販売という仕事は
正気の人間にはできないということ。

並大抵の精神力では、続けることはできない。

Oさんと同行中にも、
「帰れボケ!!」
「しつこいんじゃ!!!」
など、普段生活している中では
浴びせられることのない言葉を
インターホン越しで聞くことが多々あった。

比較的優しい人の中で育ってきた俺は
その辺の地域のおじさんおばさん
訪問販売員とわかると同時に語尾を荒げて対応してくることに
ショックと戸惑いを隠せずいた。

そんな俺にOさんは
「1ヵ月もしたら慣れるからww」
と戸惑っている俺を楽しむように
声をかけてくれた。

それから、営業トークは商品知識などを
約1ヵ月間、Oさんに指導してもらい
「この仕事、半年続いたらベテランだからwがんばって」
俺は、一人立ちすることとなった。

この訪問販売は
仕事はかなりきついが
契約成約数によっては給料がかなりいい。

月に40万以上稼ぐことも可能だ。

借金返済の催促の電話がかかってきだしていた俺は
すぐにでも一人立ちしたかったので
この日を首を長くし、待ちわびていた。

ギャンブル依存症は決して影をひそめることなく、
訪問販売の仕事を始めてからも休日は必ずパチンコ屋に出入りしていた。







ギャンブル依存症ブログ 体験談20に続く
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ギャンブル依存症ブログ 体験談18 ~就職初日~ [管理人体験記]

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大学を中退し
地元の通信関係の会社に就職した俺。

「おはようございますっ!!」

初出社日は会社の朝礼で元気に挨拶をし、
教育担当者とともにまずは社内を挨拶周りしていく。

教育担当はOさん30代半ばの少しふくよかな男性。
既婚者で子供が2人いる、やさしい風貌と物言いの方だった。

俺が配属された部署は`戸建営業課`
その名の通り、一戸建ての家を訪問営業していく。
ネット加入等の訪問営業だ。

挨拶する人、皆に
「大変な仕事だけどがんばって」と
激励される。

正直、面接でキツイ仕事とは聞かされていたし、
訪問販売は体力がいるだろうとは想像できていた。

それにも関わらず、
挨拶する人皆に「大変だけど、がんばって」と言われると

(どんだけ大変なんだ。。)
と少しばかり不安になってきた。

しかし、
久しぶりに就職の報告をするため電話で話した祖父から
「就職したからにはこの仕事を天職と思い、やりとげなさい」
と激励を受けた直後ってこともあり。

不安を払拭するように元気に挨拶周りを済ませた。

出社初日は挨拶周りと簡単な事務作業の説明で
あっという間に時間が過ぎた。

「お疲れさん、帰っていいよ」
教育担当のOさんが定時がくるとすぐに
声をかけてくれた。

「初日は緊張で疲れてるだろうから、ゆっくり休むんやで」

「はい。ありがとうございました。明日もよろしくお願いします。」

そんなやりとりの後、
初日の緊張で疲れがピークに達していた俺は
日課のスロットをする気力もなく、
まっすぐ家に帰った。

(まじで疲れた。。。。)

そう思いながら家に帰ると
コンビニ弁当をかき込み、急いでシャワーを浴びる。
そしてすぐにベットで横になった。

(明日からはOさんについて同行営業だ。)
翌日の営業研修のことを考えながら、、、、

(スロットは次の休みの日まで行けないだろうな。。。)
しっかりスロットのことも考えながら眠りについた。







~ギャンブル依存症ブログ 体験談19につづく~
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ギャンブル依存症ブログ 体験談17 ~中退そして就職~ [管理人体験記]

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大学を中退する。」

俺は、父親に電話でそう伝えた。

両親はせっかく県外の大学まで行かせたにも関わらず
あっさりと大学を辞めることを伝えた俺に呆れていた。

そして将来設計や今後の働き口など様々な質問を浴びせられた。

正直なところ

(パチプロになりたい!!)

と思ってはいたが、親の手前そんなことは口が裂けても言えないので
すぐにでも社会に出て仕事をしたいと伝え、2ヵ月以内に就職先を見つけると伝えた。

もちろん簡単に納得をしてもらえなかったが、
おそらく俺の大学卒業は難しいと判断したのだろう、

「今後、仕送りは一切しない。自分だけの力で生活しろ」

と怒りながらも俺の大学中退を認めてくれた。


俺はその後、すぐに仕事の求人誌を読みあさった。

俺でも雇ってもらえそうなところに片っ端から面接依頼の電話をした。

バイトならすぐに見つかるが、

「正社員でないと認めない」
と両親に言われていたこともあり。

なかなか、難航した。。。
と思ったが、人間やる気になればなんとかなるものである。

結果、大学をやめると決意した3週間後には就職が決まっていた。

何の資格もなく、取り柄もない俺を雇ってくれたのは
通信関係の会社だった。

業務内容は一戸建てへの訪問販売・・・
仕事内容がキツイのは容易に想像できたが、
仕事を選ぶ余裕などない。

とにかく早く仕事を見つけてスロットの軍資金や借金の返済分を稼ぎたかったので
この早いタイミングで就職先が見つかったことはとてもありがたかった。

今後の生活に明るい兆しが見えてきたので、

(俺もこれで社会人だ。バイトなんかより多く給料も入るし、借金なんかすぐに返せるだろ)

就職先が決まっただけで自分がセレブにでもなったような感覚だった。
そして、今までにない自由を手に入れたような感覚でもあった。







~ギャンブル依存症ブログ 体験談18につづく~
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ギャンブル依存症ブログ 体験談16 ~大学中退~ [管理人体験記]

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嘘と借金にまみれたギャンブル依存症人生が
本格始動を始める。

大学2年生の夏、俺は夏休みってこともあり
ほぼ毎日、最寄駅すぐ近くのマイホールへ足しげく通った。

10万ほど残した借金はみるみる膨れあがり、
夏が終わる頃には40万を超えていた。

しかしこの頃は膨れていく借金がどうこうではなく、ただスロットが楽しくて
スロットを何よりも優先していた。

スロットの為には、睡眠不足でも朝から並べるし
ご飯を抜いてでもひたすらレバーを叩けた。

完全な依存症である。

周りの友人も俺からは距離を置くようになったいった。

一人行動がどんどん増える。。。
それすらもお構いなしでスロット漬けの日々を送った。


9月が終わると大学の長い夏休みも明ける。

もちろん俺は、講義を受講することなく
スロットをしていた。

講義をさぼることに不安やストレスを感じるが、
朝起きて足が大学に向かうことはなかった。

そしていつしか、大学を辞めたいと考えるようになってきた。

将来の展望などない。

おれは快適にスロットを楽しめる環境に
自分の身を置きたいと考えるようになってきた。

人生プランもなにもあったもんじゃない。

泥沼人生を自らの意思で選択し進もうとしている。

(大学やめるには、、親を説得できる材料がいるな。。。)
(ただやめると言っても、反対されるだろう。就職先を探さないと・・・)





大学2年生の冬、俺は大学を辞める決意をした。









~ギャンブル依存症ブログ 体験談17につづく~
タグ:中退 睡眠
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ギャンブル依存症ブログ 体験談15 ~借金と嘘~ [管理人体験記]

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バイトでトラブルを起こして
その帰り道にパチンコ屋に寄った俺。

久しぶりのスロットの面白さによって
辞めると決意した意志はもろくも崩れてしまっていた。

ほんの30分ほどだったが、
再び依存症を発症させるには
十分な刺激であった。

もちろん、親を裏切ることへの申し訳ない気持ちや
大学を無事に卒業することなどの
想いもあったが、自分に甘い俺は

(前回の借金はギャンブルというものがまだわかっていなかったからできたもの)
(今度は同じ失敗をしないように、自分の生活内で適度に楽しもう。)
(俺は大丈夫。馬鹿じゃないから繰り返さない。)

スロットをしたいが為に、
なぜか自分を過大評価し、自らに言い聞かせていた。

スロットで借金を作った男が
借金を完済できていないにも関わらず、

(スロットを楽しみながら借金も返す!そして大学も真面目に通う)
と新たな目標を掲げた。



バカである。


クズである。



借金を親に肩代わりしてもらったことと、2ヵ月ほどではあるが
バイトを掛け持ちして働いたこともあり、
70万の借金を一時は10万ちょっとまで減らしていた。


普通はまず完済するだろ・・・
その後、肩代わりしてもらった50万を親に返すだろ・・

スロットにはまり受験失敗・大学生活の破たん・借金問題。
ほんの2年ほどの間にこれだけの失敗をしておきながら・・・


俺はスロット生活の再スタートを切ることで
すでに普通の人の感覚を捨てていた。

借金と嘘を繰り返す人生が本格始動をはじめた。






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ギャンブル依存症ブログ 体験談14 ~意志が弱い~ [管理人体験記]

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バイトをやめてなぜかスッキリした俺は、
帰り道にパチンコ屋に寄った。

昨日からの興奮がまだ残っており、
どこからともなく湧いてくる高揚感が
しばらく辞めていたスロットに手を出す為の
良い潤滑油としての役割をはたしていた。

。。断パチしてるけど今日くらいは、まぁいっか。。。。
意志の弱い自分への言い訳をつぶやく。

。。。明日からまた断パチすればいい。。。
罪悪感を紛らわす。

店内を歩いてデータを確認しながら。
打つ台を決める。
選んだのは当時よく打っていた、大花火
1回のBIGでMAX711枚獲得できる人気台であった。

右足の小指の折れた痛みも忘れ
約2ヵ月ぶりのスロットを楽しんだ。

結果は夜遅く入ったこともあり
時間がなく1BIGで終了。
今のように天国、通常など内部モードもない時代。
即ヤメして数千円のプラスであった。

俺は演出とリーチ目を心の底から楽しんでいた。

久しぶりのギャンブルはやはり想像以上に楽しかった。
今、頭から体内麻薬が出ているんだろうな。と
わかるようだった。

借金返済の為、親の信頼を裏切らない為に
スロットから離れてバイトしながら大学生らしい
生活をする予定だったのに。

心底反省していたはずだったのに、
俺は直接に関係もしない理由を口実に
ギャンブルをしてしまった。

直接的な関係などなくても良かったのだ。

どんな理由のこじつけであっても
スロットをするきっかけを無意識に探していたのだと思う。





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ギャンブル依存症ブログ 体験談13 ~感情的になると,,,~ [管理人体験記]

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「離せや!!」
バイト仲間3人から取り押さえられた俺は、興奮が冷めず怒鳴っていた。

しかし、さすがに男3人に取り押さえられたら追撃は出来ず、、、
そのまま引き離された俺は休憩室まで引きずられていく。

かがんで鼻血を抑える先輩に
「お前、きたねー顔してんなwww」
と言い放ったと同時に休憩室に入れられた。

バタンッ

休憩室のドアが閉まると、

「ももんが、お前拍手だわwww」
バイト仲間が決して褒められるべきではない俺の行動を讃えてくれた。
先輩が怖くて何もできなかったけど、自分たちもムカついていたんだと、
俺のおかげで清々しい気持ちだと、興奮気味に伝えてくるバイト仲間だが

。。。こいつら、同じように俺のこと無視してたじゃねーか。。。

俺はそいつらの手のひらを返したかのような態度に
納得ができないでいた。

しばらくして、頭にのぼった血がようやく下がってくると
ズキズキと右足の小指に痛みを感じた。
。。。これは、折れてるな。。。。
あまり感じることのない痛みから
骨折したことがすぐにわかった俺は、

「お騒がせしました、帰ります」
とだけ告げて病院に行こうと店の出口に向かった。

出口前のスペースには先輩の姿はなく、
とりまきの姿もなかった。

。。。帰り際にもう一度くらい文句言ってやろうと思ったのに。。。

そう思いながら、深夜の救急病院へ向かうことにした。

~~~~~~~~~翌日~~~~~~~~~~~~~

「すいません。バイト辞めます。制服等は明日の夜持って行きます」

翌日、俺は店長に事の真相をすべて話し退職を願い出た。
店長は悪い人ではないが、いわゆる八方美人。
バイトを辞めることを止めてはくれるが、決意したと伝えればあっさり受け止めた。

店長からしても暴力をふるう厄介者は店にはいらないだろうし、
バイト仲間も仲間ではなくただの知り合いみたいなもの。
そう考えるとバイトに未練なんてまったくなかった。

感情的になると先が見えなくなる、俺の悪い癖だ。
この癖がギャンブルに関しても悪循環を生み出す。

翌日、折れた小指をかばいながら
バイト先に制服を届けに行くと

なんと、キッチンには右顔が不自然なほどに腫れた先輩が仕事をしていた。

。。。。この人、こんな顔腫れてんのにバイトしての?スゲーな・・・・。。。
蹴りまわした本人が言うのもおかしいが、
やはり仕事に関しては社会人として俺より大人なんだろうと思った。
人としては最低だけど。

先輩は無視して店長に挨拶をすませ、
比較的、よくしてくれたバイト仲間やおばちゃん連中に挨拶をして
さっさと帰ろうと店をでた。

。。いろいろあったけど、スッキリした・・・。。。

なぜか清々しい気持ちになっていた俺が、見上げた先には
夜の繁華街に光るパチンコ屋があった。





~ギャンブル依存症ブログ 体験談14につづく~
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ギャンブル依存症ブログ 体験談12 ~バイトでのトラブル~ [管理人体験記]

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4月になり、新年度がスタートした。
1年間の単位はわずか12単位だったが
3回生までは自動的に進級できる為、
俺も2年に進級し、再スタートをきることとなった。

しかし、親に50万の借金を肩代わりしてもらったとはいえ、
残った借金は20万円ある。。。

。。。なんとか、返さないといけないな。。。
と考えていた俺は

去年からのファミレスと、新しく始めたお好み焼屋でバイトを掛け持ちし
秋までには借金を返そうと考えていた。

その為には無理のない返済プランがいる。
毎月の仕送りが6万円、バイト代が12万円ほど。
毎月4万ずつ返して5か月で完済。

この計画を必達すべく俺は意気込んでいた。

しかし、この意気込みは長くは続かない。

ある日、俺はいつものようにバイト先の一つである
お好み焼き屋でバイトをしていた。

そのお好み焼き屋のバイトにはとてもやっかいな
俺より3つ程年上の先輩がいた。

その先輩は見た目はヤンキー風で後輩いじめが好きな人だった。

ターゲットを決めたら無視をしたり、暴言をはいたり、理不尽な雑用を押し付けるなど
新人をいじめては辞めさすことを繰り返し好き放題していた。

社員も古株で仕事はできるので見て見ぬふりをしており、
ヤンキー風の先輩はバイト内で怖いものなし。
ターゲットになりたくない取り巻きも数人いた。

借金返済を早く済ませたい俺は、当初よりバイト時間を延長し
休日前には深夜にバイトに入ることも増えていた。

そこでその先輩とシフトが被ることが増えてしまったのだ。

ターゲットになることは避けたかったが
無理だった。

最初は無視から始まった。
挨拶しても返事がない。
取り巻きの連中も返事をしなくなった。

そしていじめは次第にエスカレートし
「仕事が遅いから休憩するな」
「タイムカード押してから掃除しろ」
1時間おきに意味もなく便所掃除をさせられることもあった。

俺はこのようにいじめられた経験がなく、
耐性もなかった。
何とか我慢していたが、いじめは毎回のことで徐々にエスカレートする。
気分は落ち込み、言い表せようのないイライラが積もっていた。

。。。バイトやめたいけど、借金返すまでは我慢しよう。。。。
そう思い、なんとか歯を食いしばりながらいじめに耐えていた。

しかし、、、いつものように深夜バイトで閉店の掃除をしていた時。

「いいからやれってww」
取り巻きに笑いながら指図する先輩の声が聞こえた。

その瞬間。。
俺の顔に べちゃっと何かがぶつけられた。

床に落ちたぶつけられたものを見ると、
それは、汚れた雑巾だった。

投げつけた取り巻きの一人を見ると
申し訳なさそうな顔をしていた。

その後ろで高笑いをしている先輩。

俺は、無言で雑巾をなげつけた取り巻きを睨み
先輩のもとへ歩いていった。

業務用の冷蔵庫にもたれながら
へらへらと笑い
「お前、顔きたねーな。どうしたの?」
という先輩。

これにはふだん温厚な俺も我慢が出来なかった。

先輩の髪と胸倉をつかみ
思いっきり冷蔵庫に頭を叩き付けた。

痛みでしゃがみ込む先輩の横顔を
俺は足の裏で押し出すように蹴り飛ばした。

そして情けなく倒れた先輩を
何度も何度も蹴り飛ばした。

理性が吹っ飛び、我を忘れていたが、
気が付くと他のバイト仲間から取り押さえられ
先輩から引きはがされていた。




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ギャンブル依存症ブログ 体験談11 借金親バレ  [管理人体験記]

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父親に殴られた俺は
奥歯で口の中が切れ血の味が口いっぱいに広がる中で
殴られた理由を悟った。




大学進学してから、夏以降はほとんど学校に通うこともなかったのだ。
3月末には1年間の取得単位の通知が実家に届く。

年間で12単位しか取得しておらず、俺の生活を心配し大阪の下宿先へ
飛んできた両親はろくに掃除もされていない散らかった俺の部屋で
何通もの借金の督促状を見つけた。

「お前はろくに学校にも通わず借金をしてどんな生活をしているのか?」
詰め寄る両親の前で俺は黙り込み、
怒声の混じる説教をうつむいたまま聞いていた。

涙を浮かべ問いかける母親の言葉に
ただうなずくだけの反応をする俺。

「もう実家に戻れ」と何度も強く投げかける父親に
俺は「もう一度チャンスをくれ」と懇願した。

このままの生活でいいはずがないことは
俺自身気づいていないわけではなかったからだ。
親が苦労して大学に進学させてくれていることも知っている。

短期間ではあるが春過ぎまでの大学生活は学生らしい
生活ができていたはずである。
しかし、再びスロットははじめ借金をしだしてから
学生生活は狂いに狂った。
スロットをしなければこんなことになっていないのは自分自身わかっていた。

最近は頭にあるのはいかに今の借金をスロットで返していくかだけを
日々考える生活だった。
多少の精神的な疲れもあった俺は反省も含め
「もう一度チャンスをくれ、大学はきちんと卒業したい」
と両親に頭を下げた。

しばらくの沈黙の後
「借金はいくらあるの?」
母親は少し疲れた声で俺に問いかけた。

俺は、小さな声で
「50万くらい...」
と伝えた。

「そんなに!?」
と驚く両親に俺は

「うん。」
と一言だけ返した。

「何に使った?なぜそんな金が必要だったのか?」
再びの問いかけにドキッとしたおれは

力のない声で
「新生活での生活必需品と友達との遊興費」
と嘘をついた。

ギャンブルでできた借金とは伝えれなかった。

さらに実際は70万円あった借金を俺は50万円と嘘をついた。
伝えることができなかったのである。

ギャンブルでの借金なんて1円でも100万円でも同じなのに
20万のサバを読み伝えた。

なぜ、サバを読むのか?なぜ正直にすべてを話さないのか?
これは本人が心の底からの反省が出来ていないからつく嘘である。
やり直したい気持ちはある。
しかし、心のどこかでまだギャンブルに執着している。

とりあえずその場をしのぐ為の嘘、
これがギャンブル依存症なのだと思う。

その日は落胆を隠せない両親だったが、
翌日は若気の至りということで50万円の借金を肩代わりし
生活を立て直すようにと、再度俺を信用してくれた。

申し訳ない気持ちと、
。。。なんとかやり過ごした。。。
という気持ちが入り混じったそんな思いだった。

ギャンブル依存症は良心を持ちながらも
正常な判断を狂わせていく、、、、
精神状態を蝕んでいく、、、、




~ギャンブル依存症 体験談12へ続く~

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ギャンブル依存症ブログ 体験談10 まさかの審査結果 [管理人体験記]

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3社目の消費者金融の無人契約機を目の前に
契約を進めていく。

1・2社目とほとんど変わらない単純な手続きを
少しそわそわしながら進めていく。

頭の中は、借入後に支払わなければならない
費用の計算やスロットに使えるお金の計算で
ぐるぐるとまわっていた。

まだかまだかと手続きを進めて、
やっと終盤の審査に差し掛かったところで
「申し訳ございませんが、審査結果によりお客様とのご契約はできません。」
思いもよらないことがオペレータから告げられた。

一瞬頭が真っ白になった後、
。。。やばい、どうしよう。。。。

新しく借入ができないとなると、
滞った支払いができない。

家賃が払えないとおそらく保証人の親に連絡が行くだろう。
電気がとめられたらしばらく夜は暗闇。冷蔵庫は使えない。
それよりも消費者金融2社からの返済の催促の
電話がバイト先にも入るようになるかも。

まずいことになった。

契約を断られたショックもあったが、
そんなことばかり考えていても問題解決にはならない。

。。。何か案を考えなきゃ、どうにか、、、
そうだ。クレジットカードのキャッシング枠が10万あったはずだ!!
それをひとまず返済にあてよう。。。

危機的であるこの状況をなんとか打破しようと
ひねり出した案は借金に借金を重ねるというものであった。

本当に馬鹿な考えであるのだが、この時は
暗闇に一筋の光が差したような気分となり、
名案とさえ感じた。

この時は金を借りることにもう抵抗はなかった、
これがギャンブル依存症で陥る借金癖である。

キャッシング枠の10万円は
7万円は家賃・光熱費・携帯代に消え
残りの3万円は消費者金融への返済に消えた。
手元にには小銭が残るだけであった。

これで俺の借金は3社から総額70万円の借金となった。


3社から借金をすることとなっても全く生活は変わらず、
まとまった金がなく、スロットができる回数が減っていたものの
バイト代や仕送りが入ると返済や支払いのことは後回しで
パチンコ屋に入りスロットをしていた。

スロットと借金を繰り返す、
そんな綱渡りのような生活を続けていたが、
大学に進学し1年が経った3月末頃、
いつものようにバイトを終え夜遅くにアパートに戻ると部屋の電気がついていた。

電気の消し忘れだと思い部屋のドアを開けると
そこには連絡もなく突然に大阪まで訪れた両親が座っていた。

俺を見た父親は
「お前はなにをやってるんだぁ!!」
と怒声をあげ

次の瞬間、俺は殴られた。




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